2021.09.25
新しい志に触れて
中秋の名月を堪能して、季節はすっかり秋めいてきた今日この頃、
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
少し前にさかのぼるのですが、ちょうど東京オリンピック真っ只中の時期に、
あの国立競技場を建築家隈研吾さんとともに作り上げた、地元企業の小松マテーレ様からお声がけいただき、
建築家との協業を一般公開するための展示室を設計施工させていただきました。
何度も打ち合わせをし、建築家隈研吾さんと小松マテーレ様が協業するに至るまでの色々なお話を聞く中で、
その考え方の斬新さ、そして未来を考え新しいものを生み出そうとするその姿勢に触れることができ、とても感動しました。
私たちも今回、その考え方に刺激を受け、ヒントをいただきつつ一つの新しい試みとして、
展示台自体を再生紙利用のダンボールや紙管で製作することに挑戦しました。
ちょうど、ウッドショックで木材の仕入れ価格が高騰していたこともあり、まさにピンチをチャンスに変えた発想の転換でした。
もちろん紙なので、木材のように精度の高い加工ができない部分もありますが、色々な新しい業者様とも協力し合い、
最後はお客様にも喜んでいただけるいい仕事になったと思います。
新しいことをするということは、ある程度強引に常識を覆していかないといけないのだと思い知らされた仕事でもありました。
ここで得た技術や知識そして考え方を、次の仕事にも活かせるよう 頑張っていきたいと思います。
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